周期表
先日、「一度死んでみた」という映画をみました。その中で、主役の堤真一さんと広瀬すずさんが元素の周期表を口にする場面がありました。
周期表といっても「すいへーりーべ・・・」と、周期表を暗記する際の語呂合わせでした。こんな覚え方もあるのですね。
私は高校時代、この元素の周期表を全部覚えようと努力した覚えがあります。高校一年の時の担任の先生が化学の先生で、覚えることを奨励したため、「覚えねばならない」と思い込み、補欠で入学した私としては、「覚えねば進学できない」というくらいに思い込み、語呂合わせなどに頼らず(こんなのあるとは知らなかった)、毎日少しずつ覚えていったものです。
結局103個全部言えたのは、ほんの2-3日くらいで、すぐに後半は少しずつ言えなくなったように思います。しかし途中のクルプトン(原子番号36)までは、ずっと覚えて、今でも言えます、たぶん。
この思い出は、やらなくてもいい努力を「やらなきゃ」と勝手に思い込んで、ずいぶん自分を追い込んだ経験でもありますが、同時にクリプトンまで覚えていたことが、後の大学受験で大変に役に立ったという記憶もあるのです。
実際、私の経験では、大学受験の化学の試験で、元素の周期に関するものは、クリプトンまで覚えておけば充分。逆にそこまで覚えていれば、すごく重宝するのですが、あの経験がなければ、そこまで覚えるのはきっと苦労したでは?と思うのです。
また、今ではクリプトンまで言えることが、なにか楽しい思い出を思い出すかのように思えてもいるのです。
どんな経験にもプラスに見えたり、マイナスに見えたりと、見かた次第でいろいろあるし、時間と共にそれも変わるものだと、映画を見たあとで思った次第です。
なお、以前堤真一さんは、NHKのファミリーヒストリーで、父親のことを、無口で何も言わないから、なにも理解できまかった、という主旨のことを言われていましたが、
映画のなかでは、ご本人が本音を言わずに娘(広瀬すずさん)に理解されない父親役を演じています。そんな父親ですが、最後には逆に娘に、「口にしないと分からないぞ」的な台詞を言うという、オチが付いていました。
楽しく見えるコメディ-でした。
(今日の私)
・今日は帰省するマダムトッシーを那覇空港まで送りました。
・お山に帰った後、明日の炭焼きの準備。今日は天気が良く、明日も大丈夫そうですね。
以上