宇宙が私を愛するが如く・・
黄金比というものがあります。これは多くの自然物に見られ、いわば自然界に存在する調和の比で、見た目的にも、安定感を与える最も美しい比率、と言われているそうです。
定義としては線分を図のようにaとb、ふたつに分ける時
この図のa, bについて、
(a+b)/a=a/b
が成り立ちとき、この比率を黄金比と言いますね。
数学的な定義はそうなのですが、なぜこれがそれほど特別なのか?と言われれば、ちょっとよくわからないですよね。
そこでこの黄金比の解釈としておもしろいものがあるので紹介したいと思います。
もともとはジャック・ラカン(仏の哲学者)が言い出したもので、すでに何人かの方が紹介されているようですが、上の図でaを「私」、bを「あなた」、a+bを全体ないしは宇宙全体と捉えるものです。
すると上の式をよく眺めると分かるのですが、これは、
宇宙と「私」の関係が、「私」と「あなた」の関係です。
あるいは、
宇宙が「私」に対するが如く、「私」は「あなた」に対します。
となりますね。
これを私なりに言い換えてみますと、黄金比というのは、
宇宙が「私」を愛し、いとおしんでくれるように、「私」が「あなた」を愛し、いとおしむ時、完全な調和が訪れます。
ということかと理解しました。
さてここで、宇宙からの愛、というとどんなことを思いうかべるでしょうか?
無限の空間にさまざまな天体を配置し、それらの動きや距離を管理し、この地球で生命を育むやさしい環境を無償で提供し続けてくれていること、そしてどんな過ちを何度起こしても、ただただじっと見守り続けて次の機会をだまって与えてくれていること・・・
太陽の暖かさ、風の爽やかさ、潮騒のかおり・・・
少し考えただけでも、宇宙からの愛ってすごいですよね。
その宇宙が私に与えてくれる愛と同じの愛を、「私」は「あなた」に与えます・・・けっこうすごいこと言っています。
そしてここで言う「あなた」には「私自身」も含まれていると思うのです。
数式だけながめていると味も素っ気もありませんが、このように解釈してみると、違った見え方をしてきて面白いですね。
こんなことを考えました。
さて、本日はちゆにお庭つくり。私はひたすら抜根、抜根。予想以上の成果で、楽しめました。
それでは。